診療について

診療の流れ

一般の診療の流れ

初診

・問診
・基本検査とレントゲン診査
・処置(一番気になっている箇所) 数回かかる場合は精密検査と平行して処置を行います。

2回目以降

・精密検査
・全体的に必要な治療計画を説明
・全体的に必要な箇所の処置

定期検診

・定期検診 3ヶ月後ハガキでお知らせします。

お子さまへの診療の流れ

初診

・レーザー機器での虫歯の精密検査
・フッ素塗布(自費 1,000円(税込))

2回目以降

・染め出し(磨き残しチェック)
・歯磨き指導

定期検診

・定期検診 3ヶ月後ハガキでお知らせします。

定期検診の流れ

STEP.1

・問診
・基本検査
・歯周病菌の検査

STEP.2

・クリーニング
・ご希望によりPMTCを追加できます (¥4,000)

STEP.3

・次回定期検診

定期検診の重要性

歯の定期検診は、治療によって完治したお口の健康を持続させることと再発防止を目的としています。

定期検診を受けることで〈虫歯〉〈歯周病〉などの疾病を未然に防ぎ、現在のお口の状態に適切な予防策や治療方法の提案を受けることができ、結果として治療の抑制にもつながります。

治療が完了しても、1年に3~4回の定期検診を受けることが理想的と考えておりますので、定期検診の時期になりましたらハガキでご案内をお送りします。また、当院は杉並区の〈成人歯科健康診査・妊婦歯科健康診査〉の実施医療機関に指定されております。

診療のご案内

一般歯科

「全ての歯は、ほかの臓器と同じく生涯とともにあります。」

一般的な歯科治療は、痛みを取り除き機能を回復させる事に重点が置かれています。これは対症療法にすぎません。最近の厚労省の統計によると、日本人の歯は再治療を3回位繰り返すことによって失われていることがわかって来ました。あとになって、またやり直さなければならないような質の低い処置ではなく、正しい質の高い治療により健康なお口の状態を生涯保っていくことが可能になるのです。
当院では、その病気の原因についてきちんと分析することから治療を開始したいと考えています。

STEP.1

・はじめてのご来院
問診、基本検査(歯肉ポケット検査)、レントゲン検査を行った上で、一番気になっている箇所の処置をまず行います。

STEP.2

・お口の精密検査
一番の目的は精密検査によって病気のリスクを調べて、進行や再発を未然に防ぐことです。口腔内写真とお口の中の型を取り、原因をしっかり調べた上で治療にすすみます。

STEP.3

・治療計画
精密検査の結果を踏まえ、レントゲン写真・口腔内写真や模型を使って、歯を長持ちさせるための最善の治療法のご提案をします。治療完了までの流れや治療期間などをご説明し、患者さんのご希望も詳しくお伺いいたします。

STEP.4

・予防プログラム
まず治療に入る前に位相差顕微鏡でお口の中の細菌検査をして歯石やプラークの除去を行い、口腔内の環境を改善します。(歯石やプラークには病原菌がいます) 予防プログラムの流れ

STEP.5

・基本治療
口腔内の環境が整ったら、虫歯や歯の中の治療、清掃の難しくなった古い被せ物や詰め物をかえる処置など、病状改善のための根本的治療を行います。

STEP.6

・機能回復治療
基本治療が終わり基礎が出来上がったら、歯の形を復元する機能回復治療を行います(被せ物、インプラント治療、義歯など)。しっかり噛めるお口を取り戻します。

STEP.7

・初診時(術前)と治療完了後(術後)の比較と確認
すべての治療が完了したら、初診時と現在の状態を比較します。どのような変化があったかをご自身に写真を見ていただき、確認をしていただきます。

STEP.8

・定期検診
治療が完了したら、年に3~4回の定期検診やクリーニングをお勧めします。現状を維持させ、ご自身の歯を長持ちさせるためにはこの定期検診が重要です。

小児歯科

乳歯は非常に弱くむし歯になりやすく、発育期や永久歯の成長に影響することがあります。
こやなぎ歯科ではむし歯の治療だけではなく、定期的な検査による早期発見や予防的な処置はもちろん、お母さんがむし歯予防の概念をしっかり持って健康管理に取り組むことを目的としています。
ご家庭での毎日の歯みがきやおやつの改善を通じて成長発育を促すとともに、大切なお子様の歯を守る健康管理の方が実際に治療をうけるお子様と保護者の方にとってよいと考えておりますので、そのための予防指導や歯ブラシ指導など、むし歯にならないようサポートしています。

お子さまへの治療方針
お子さまへの治療方針

年齢・性格を考慮して、お子さま自身が理解して治療を受け入れることができるよう工夫しています。
嫌がるお子さまを押さえつけての治療は極力避けるようにしております。

お子さまへの診療の流れ
お子さまへの診療の流れ

初診:レーザー機器(GC社のダイアグノデントを使用)での虫歯の精密検査
   フッ素塗布(自費)またはMIペースト塗布
2回目(概ね6才から):染め出し(磨き残しチェック)・歯磨き指導
定期検診:3ヶ月後ハガキにてお知らせします。

お子さまの歯のフッ素塗布について
お子さまの歯のフッ素塗布について

当院では、安定してフッ素を歯面の隅々まで行き渡らせることができる、「トレー法」を導入しております。
対象はトレーを噛むことができる概ね6才~のお子様です。まだ幼くて「トレー法」ができない、また「トレー法」を希望されないお子様には、歯に大切なミネラルを豊富に含み、虫歯になりにくい環境をつくる〈MIペースト (牛乳アレルギーのお子さまには塗布できません)〉を塗布します。
フッ素塗布は6ヶ月に一度おすすめします。 自費 1,000円(税込)

お子さまの床矯正について 床矯正は小学校低学年から10歳ごろまでに行うのが一番効果的な治療方法です。
床矯正は歯列不正の起きる原因である顎の発育不足を解消することを目的とした治療です。歯を動かして歯列を治す効果もありますが、まずは顎をしっかり整えようという考え方が最も重要です。

症例(矯正研究会より引用)

下の前歯が不揃いに生えているので、側方拡大装置による矯正開始。

歯が並ぶスペースができました。

戻り防止装置にて歯並びを揃えました。

床矯正は歯科医院に通っていれば治るわけではありません。
ご自宅での着脱や、矯正装置の調整をご自分で行う必要があります。
こやなぎ歯科では、床矯正治療の主役は〈患者さん自身〉だと考えております。

よくあるご質問

Q.仕上げ磨きと本人用とでは、ハブラシは分けた方がいいですか?
A.仕上げ磨き用のハブラシは、汚れをしっかり取るためのもので大人が使いやすいように作られています。
小さな子どもの手が使うには難しいです。同じ口腔内を磨くハブラシとはいえ、使い手によってハブラシは変える必要があります。本人用は、成長と発達によって変わりますが、ハブラシに慣れようとしている時期であれば持ちやすく、歯にあたりやすいものを選びます。
Q.子ども用の電動ハブラシのほうがいいですか?
A.電動ハブラシで汚れをしっかり取るには、電動ハブラシを使いこなせることが必要です。
しかし、幼い子どもでは十分に使いこなすことは難しいと思われます。また、自分の手で磨くことは手指の機能発達にも繋がるため、積極的な電動ハブラシの使用は控えたほうがいいでしょう。ただし、電動ハブラシを使うことが歯磨きへのモチベーションになる場合はそれを目的にするのも良いと思います。
Q.子どもがハブラシを噛んですぐに毛先が開いてしまいます。その都度交換した方がいいですか?
A.乳児では、ハブラシを噛むことは多々あります。
噛んで毛先が開いてしまうたびに買い替える事は手間も経済的にも負担です。乳幼児では「ハブラシに慣れる」「習慣を作る」ことが歯磨きの目標になるため、本人用のハブラシの毛先が少し開いたとしてもすぐに交換する必要はありません。その分仕上げ磨き用のハブラシは良い状態のものを常に使用し、しっかり汚れを取るようにして下さい。
Q.フッ化物アレルギーはありますか?
A.フッ化物がアレルギーを発生させる心配はありません。
昔からフッ化物の利用に反対する人たちから言われてきましたが、幅広く学問的知見を集めて検討された結果、その疑問は否定されています。しかし、実際に用いられるフッ化物剤にはフッ化物意外の添加物が含まれていますのでこれらがアレルギー作用を有している可能性は否定できません。
Q.フッ素急性中毒はあるのでしょうか?
A.手順通りに行っていれば、急性中毒が生じることはありません。
フッ化物を一度に大量摂取すると急性中毒が生じますが、その症状が現れるのは体重あたり〈2mg〉のフッ素を摂取した場合といわれています。さらに体重あたり5mgのフッ素を摂取した場合、急性中毒の処置が必要とされています。体重15kgの3歳児を想定してみると、急性中毒の処置が必要とされるのは〈5mg/kg × 15kg = 75mg〉のフッ素を一度に飲み込んだ場合となります。フッ素塗布を行う際に1人あたりに用いる量は2mL以下とされており、このフッ化物塗布製剤2mL中には18mgのフッ素が存在します。すなわち大きくみて、約4人分の塗布に用いる量を飲み込んだような場合に急性中毒の処置が必要ということになります。つまり急性中毒が生じるのは、上記のように実際に塗布に用いる量より相当多くのフッ素を摂取した場合となります。具体的な状況としては、塗布製剤が入った容器を子どもが直接手にして飲み込みでもしない限りは、起こり得ないような性質のものといえます。

歯周内科治療(自費治療)

歯周内科治療とは、薬を服用してからクリーニングを行い歯周病を治す治療法です。
これまでの歯周病に対する治療は、外科的に処置をすること(歯石・歯垢を取っても歯肉の腫れが治らなければ、歯茎の一部を切除するなど)で、これは歯科医師の特殊な技術と、患者さん自身の徹底した歯磨きを継続しないとなかなか治らないのが現状でした。それに対し歯周内科治療は「歯周病菌を無くす」ことを目的とします。

歯科における二大疾患である「虫歯」と「歯周病」は、本来口腔内には存在しない病原菌が何らかの経路で侵入するために発症する〈感染症〉であることが立証されているため、歯周内科治療では〈内科的アプローチ(お薬を飲んで治療する)〉により内側から歯周病菌を死滅させる方法で治療します。
まず病原菌の有無を位相差顕微鏡で確認し、必要に応じて飲み薬の服用と〈カビ菌〉を除去できる歯磨き剤を自宅にて使用していただき除菌します。その上でクリーニングを行い、健康な歯肉を取り戻します。

位相差顕微鏡検査
位相差顕微鏡検査 〈位相差顕微鏡システム〉を使用して、歯周病の原因菌(スピロヘータ、カンジタ菌、アメーバ、トリコモナス)の有無を調べます。
カウンセリング
カウンセリング 上記の歯周病菌が発見された場合、カビ取り歯磨剤と細菌の除去薬剤(抗生物質)での歯周内科治療をおすすめします。
内服治療
内服治療 カビ取り歯磨剤(ペリオバスター)を使い、歯磨きと細菌の除去薬剤(抗生物質)の内服治療を開始します。一週間後、除菌されたかどうかを確認して歯石を取ります。

インプラント治療

これまでは、歯がなくなると取り外しの入れ歯や、健康な前後の歯を削るブリッジで対応してきました。
入れ歯は不自由きわまりなく、さらに入れ歯を支える歯の寿命を短くします。ブリッジは残った歯を土台にして失った歯の分の役割を担うという無理のかかる治療法で、症例によってはいずれ土台になった歯をさらに失う結果が目に見えている、長期的に見れば予後の思わしくない方法でした。

インプラント治療は入れ歯やブリッジとは違い、あごの骨に人工歯根を埋め込みます。
失った自分の歯は戻りませんが、インプラント治療によって入れ歯やブリッジでは叶わなかった自分の歯のような噛み心地が取り戻せます。こやなぎ歯科では、インプラント治療をする患者さんすべてに〈歯科用CTによる審査〉〈位相差顕微鏡による細菌検査〉〈口腔内全体の状態を把握して包括的な治療計画の立案〉など、しっかりとした審査・診断を術前に行っております。

インプラントの埋入
インプラントの埋入

歯茎を切開して顎の骨を削り、インプラントを埋め込みます。
骨を削るというと怖いイメージですが、麻酔を使用しますので痛みを感じることはありません。

アバットメントの装着
アバットメントの装着

インプラント埋め込み後、約3〜6ヶ月の治癒期間をおきます。
骨とインプラントが結合して安定したらインプラントにアバットメント(支台)を装着します。

人工歯の装着
人工歯の装着

アバットメント装着後1週間〜6週間おいたら、人工歯を作りインプラントに取り付けます。人工歯はさまざまな素材のものがありますので、人工歯を作る前にカウンセリングを行います。

審美歯科

審美歯科は見た目重視の治療だと思われがちですが、本来の目的は口元の美と健康のバランスを取り心身ともに健康になることにあります。患者さんのお悩みは〈歯並びが悪い〉〈歯の大きさが揃っていない〉〈歯歯茎の色が悪い〉〈入れ歯が合わない〉など様々です。例えば前歯に差し歯を入れる場合、前歯の場合は保険治療によって金属ではない白い歯をいれることが可能ですが、保険が適用される素材を用いる場合、日数がたつと変色したり、本物の歯と比べて艶がなく平坦な色調になってしまう等の欠点があります。こういった場合、審美歯科で治療することにより本物の歯に限りなく近く、また、変色も気にならない素材を用いて治療することができます。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning) PMTCは〈プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング〉の略で、歯磨きの磨き残しなどから知らず知らずの間に歯の表面に付着してしまったバイオフィルム(細菌の温床となるタンパク質の膜)を専門の器具やフッ素入りペーストで取り除きます。

染め出し
染め出し 歯の汚れを染め出し、どこに汚れが付着しているかを確認します。この染め出し液は、新しい歯垢は赤、古い歯垢は青に染め出します。
クリーニング
クリーニング バイオフィルム・プラーク・歯石・ステイン(着色汚れ)の除去を行い、汚れの再付着を防ぎます。
トリートメント
トリートメント ハイドロキシアパタイト(歯と骨の主成分となるカルシウム)のペーストで、歯の脱灰(表面からミネラル分が溶けだす状態)を修復しフッ素で歯の表面を強化していきます。

ホワイトニング 食べ物の色素やタバコ、加齢などによって変色した歯の表面を化学的に脱色して白くする治療法で、〈結婚式や同窓会の予定がある〉〈就職活動や面接〉〈加齢変化による歯の黄ばみが気になる〉〈写真撮影がある〉〈自分の笑顔にもっと自信を持ちたい〉という方におすすめです。
こやなぎ歯科では、医院内で行う「オフィスホワイトニング」とご自宅で行っていただく「ホームホワイトニング」を導入しています。〈ご予算〉〈治療方法〉〈治療に要する期間〉〈アフターケア〉〈その後の検診〉などのカウンセリングも充実しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

治療費のご案内

当院では患者さんの症状やご要望に幅広くお応えできるよう、さまざまな治療法(保険治療・自費治療)を導入しております。
健康保険が適用できる治療でも治療内容により自費負担となる場合がありますので、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

自費治療の一例

セラミックインレー (白い修復物)
¥55,000(税込)
オールセラミック冠(天然歯に近い白いかぶせもの)
¥132,000(税込)
フルジルコニア冠(強度の高い白いかぶせもの)
¥95,000(税込)
セラミック冠(金属で補強した白いかぶせもの)
¥100,000(税込)

自費治療の一例

金属床義歯(金属の土台の入れ歯)
総義歯片顎 ¥265,000(税込)
床矯正装置(子供の矯正)
1装置 ¥61,200(税込)
診断料 ¥30,600(税込)
調整料 ¥3,000/月(税込)

クレジットカードでのお支払いについて

自費治療に限りクレジットカードでのお支払いをご利用頂けます。
詳しくは受付までお問い合わせください。

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