学校歯科健診の結果から 2020/09/22

こんにちは、朝や夜には随分と涼しくなり秋の気配がしてきましたね。
一日の気温差が大きくなり、体調を崩しやすい時期かもしれません。
生活リズムを整えて自己免疫力を高め、風邪をはじめ病気に気を付けましょう。
 
先日、興味深い話題がありました。
杉並区学校歯科医会の理事会でのことです。
私は理事になり6年目になりますが、毎月会議があり学校歯科の活動について話し合っています。
歯科検診のイラスト(学校の健康診断)
 
今年の学校歯科健診は、新型コロナウイルスの影響で2学期になってから始めるケースが多いです。(例年は春に検診)
 
少しづつ健診の状況が聞こえてきているのですが、
今年はなんと、虫歯や歯肉炎の生徒や児童が多いというではありませんか。
これはどういうことなのでしょうか?
この現象は、先日北海道の新聞で記事があったそうです。
杉並区だけの話ではなく日本全体で起きているのではないかと思います。
 
実は、今年の一学期は自宅待機の時期が長かった事に関係があるといいます。
毎日のように自宅にいることで、間食が増えて食生活が乱れてくる。
いわゆる「だらだら食い」です。この状態が毎日続いたことで虫歯や歯肉炎に罹患してしまった生徒児童が増えてしまったのです。
 
 一般的に歯科医院では、
食べたらその都度歯を磨きなさい、と指導することもあるかと思います。
 
私は歯磨きよりも、間食そのものの問題が大きいと思います。
口腔内の環境が悪化して、虫歯や歯周病が発病してしまうのだと考えています。
 
規則正しい食生活はとても重要です。
これは子供だけに限った話ではなく大人にも当てはまります。
 
コロナ禍における口腔ケアという問題を意識していくのが大切なのだと思います。
 
院長 小柳達矢
 

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